ローマで暮らすと映画の舞台になった場所が数多くあることに気が付きます。
映画好きの自分、ローマ支店の福士が今まで映画の聖地巡礼をしていなかったことに気が付き土曜日の朝に向かったのがローマの中心地にあるコロンナ宮殿です。

王女様がお忍びでローマの街へ飛び出し記者との愛らしいプラトニックな関係を描く傑作映画の最後のシーンが撮られたのがこのコロンナ宮殿の大広間でした。

コロンナ宮殿は個人が所有する宮殿の中ではとりわけ大きく歴史の有るものの一つで8世紀に渡ってこの宮殿に住むコロンナ家の依頼で建設されました。

コロンナ宮殿 見学者入り口前は宮殿と言う雰囲気はあまりない普通にヨーロッパでよくみられる建物で左の写真、真ん中のアーチの奥、左側から入場します。

宮殿はどこ?って感じですが、、

個人見学入口から上へ階段を登っていくと小さな部屋の次に、、、、、圧巻の大広間、コロンナギャラリーへ入ります。壁はコロンナ家のコレクションの絵画で埋め尽くされ天井には美しいフレスコ画が描かれています。映画は白黒でしたが実物はまさに宮殿の名にふさわしい豪華さと色つかいでローマの名所の一つになっていることに納得できます。

その他のギャラリーの部屋にもコロンナ家のコレクションが飾られておりカラッチ作の『豆を食べる男』が有名です。この当時は貴族の肖像画や建物の絵がおおいですが庶民の食事が題材されている貴重な作品です。

そして驚きなのがまだこの宮殿にコロンナ家の子孫の方が住んでおられることで、、どんな生活をされているのか興味はつきません。

コロンナ ギャラリーを見学した後は庭園の見学です。美しく整備され、外からは想像ができない庭園が広がっています。
階段を登り庭園の頂上へ行くとローマの街が一望できます。当時のコロンナ家の繁栄を伺うことができます。

入場時に日本語の案内もありますがコロンナ宮殿はガイドの方とぜひもう一度回りたいと思いました。

因みにこのブログのトップの写真は1849年、フランス軍が教皇ピウス9世を救出するために打ち込んだ砲弾で大広間の階段に残っています。

ローマは見どころが多く迷ってしまいますが是非、このコロンナ宮殿もリストへ書き加えて頂ければと思います。
それではまたお会いしましょう。

Arrivederci!!

 

ジャルパック ローマ支店では4月27日(土)にコロンナ宮殿の日本語ガイド付きツアーを予定しております。
興味のある方はkst@jalpak.itまでお問合せください。

その他 イタリアのツアーは【こちら】から