Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。

日本では桜も終わり、春爛漫からすでに初夏?に向けて気温が上昇中の季節ですね。
新緑が目に鮮やかに萌え、一年でもっと過ごしやすい時期ではないでしょうか。
一方パリは夏時間になり日はどんどん伸びて、夜明けは7時前、日没は9時近くとなりましたが、
今年は雨が多く気温もなかなか上がらない日が続いています。
もう少し天気が良くなって気温も上がると嬉しいのですが…。

これからお散歩が楽しい季節ですが、そんなときパリのあちこちで見かける工事現場。
来年のオリンピックに向けてパリ市内は例年にも増して工事が行われていますが、ここにも美観を重んじるパリならではのこだわりがあるのをご存じですか?

例えば、パレロワイヤルからルーブル美術館を見た眺めですが、何か違和感を感じませんか?

ルーブルとリボリ通りを挟んで向かい合う建物の改修工事のために広場に建てられた簡易の工事
事務所を建物ごと鏡で覆っているのです。
鏡に周りの建物が映っていると、一瞬そこには何もないように見えます。

よく見ればわかりますが、遠目にみると目の錯覚でガラス張りの建物が一瞬見えません。

これ以外にもパリでは工事中の建物を丸ごと覆ってしまう巨大なカバーを見かけます。

建物全体を覆う壁面パネルを取り付けているところ。
ご覧のように窓の形、壁面の彫刻まで完全にコピーされていますね。
こうして覆うのは美観だけでなく工事中の粉塵の飛散防止の意味もあるそうです。

こちらは教会の外壁工事の様子です。
すっぽりと覆われていますが、元の建物の様子がよくわかりますね。
このパネルの上に特例として企業広告が貼られることもあります。

ルーブル美術館のお隣、パリ装飾美術館のチュイルリー公園側の工事パネルにはファッション
ブランドの巨大な広告が登場しました。
場所といい、大きさといい、インパクト大ですね。

民間だけでなく、国やパリ市が文化財を修復する場合に工事現場を隠すための巨大な広告を許可し、その収入で修復費用の一部を賄っているのだそうです。

パリ市の一等地となれば広告効果も高いので、大手の広告代理店が工事現場を覆う囲いの無料設置と同時に企業広告をマッチングさせて、市も企業も代理店も3者ともウィンウィンになるように
働きかけているのです。

ジャルパックパリ支店からも近いオペラ座も正面の工事が始まり、全面に足場が組まれシートの
設置が始まりました。

これから彫刻や壁面全体の清掃、鉛の除去、大理石、モザイク、金メッキの修復が行われ、2024年末には生まれ変わった姿を見せてくれる予定です。

いつものオペラ座全景が見られなくなるのは残念ですが、文化財の保護のための修復工事ですので、終わったらどんな風になるのか楽しみです。

皆様のご来訪、心よりお待ちしています。

Merci beaucoup.

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