イタリアの祭日のお菓子
| カテゴリー:イタリア
丁度今はカーニバルの季節で町のいたる所で仮装した子供たちを見かけます。
それぞれのお祝いにはその時だけのお菓子があります。
今回は一年を通したイタリアのお祭のお菓子をローマ支店の食いしん坊のフランチェスカと福西が紹介させて頂きます。
謝肉祭 カルネバーレ
復活祭の前40日に謝肉祭があり期間は毎年変わります。今年は2月24日から3月1日で 必ず木曜から始まって翌週の火曜日に終わります。ヴェニスの豪華な仮装のカーニバルは日本でも有名だと思いますが イタリア人は小さな頃からスーパーヒーロー、お姫様や動物に扮して紙吹雪を道で投げてこのお祭に親しんで育ちます。 日本のドーナツに似たカスタニョーレ(右)、パリッとした食感が最高のフラッペ(左)が食されます。
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父の日 3月19日
イタリアは日ごとに祀られる聖人があり この日はイエス様のお父さんの聖ジュセッペの日なので 父の日となっています。写真右はゼッポレというナポリのお菓子です。ローマではシュークリームを揚げたような左のお菓子が食べられます。 美味しさとカロリーの高さは正比例で 中にはたっぷりとクリームが詰まり手に取るとずっしりと重く一口かじるとクリームがあふれ出る至福のドルチェです。どちらも近年ではオーブンで焼いたものもありますが 味は何と言っても昔ながらの揚げたものに軍配があがります。
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復活祭 パスクワ
左は平和のシンボルの鳩の形のコロンバというケーキ、その気になれば鳩に見えないこともないですよね。 右は卵の形のチョコレートです。 チョコレートは空洞で 子供たちはげんこつで勢いよく卵を割っておまけを取り出します。普段はコーヒーにクッキーなどの軽い朝食のイタリア人もこの日だけは朝からこれらの他にサラミ、チーズ、ゆで卵などをどっさりと取ります。
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クリスマス ナターレ
イタリアで一番大切な祝日 クリスマス。パネトーネ(左)パンドーロ(右)が11月頃からお店に並び始めると もうすぐクリスマスだなぁと感じます。パネトーネはスタンダードなドライフルーツを混ぜ込んだものからチョコレートやクリームを中に入れた新しいものも年々増えています。 クリスマスだけでなく 年越しのディナーでも最後に供されいわば12月を代表するお菓子です。
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1年を通してイタリア人に愛されるジェラートやティラミスも皆さんをお待ちしていますが お越しの際にはその季節だけのお菓子も是非味わってみて下さい。
A presto!!!