今回はイタリア人が日々使っている昔ながらの生活の知恵についてお話します。 家庭に伝わる知恵袋の宝庫のデニースと それを教授してもらっている福西がお伝えします。

 

日本でも人気のカモミールティーは睡眠前に飲むとよく眠れるというのはよく知られていますね。

キク科の花から作られたこのハーブティーはその他に胃腸の不調、皮膚のかゆみにも良いと言われています。

また赤くなった目はカモミールティーを含ませた綿で15分ほど軽く抑えると良くなるようです。水分補給や鎮静効果があるそうです。

 

 

何となく胃腸の調子が悪く食が進まない事がありますよね。そういう時はぬるま湯にレモンとサルビアを入れて飲むと不思議とすっきりします。カナリーナとかわいらしい名前で呼ばれています。 お料理中にうっかりフライパンの端やオーブンに手が触れてやけどをしてしまった時はお料理に使うオリーブオイルをすぐにつけて下さい。オリーブのビタミンEがやけどに良いそうです。 食材には匂いの強い物も多く調理後手に匂いが残って困ることがありますよね。エスプレッソマシーンでコーヒーを淹れた後のコーヒーの粉を手に乗せてしばらくこすり水で流すと匂いがとれます。
 

最後は掃除に欠かせない重曹、お酢、岩塩とレモンの4つです。

流しの管の掃除には重曹、岩塩にお酢を流し入れると匂いもなくなります。
オーブンの掃除には重曹とレモンで茶色くなったオーブンがピカピカに。硬水のイタリアでは洗濯物があまり柔らかくなりませんが柔軟剤のかわりにお酢を使うと柔らかくなるそうです。水回りの掃除にお酢を使うと水道の蛇口などの輝きが増します。
重曹は掃除以外にもお湯に入れて足をしばらくつけると 皮膚が柔らかくなります。

 

他にもパスタのゆで汁でお皿を洗うと油分が驚くほどきれいにとれるなど便利な知恵がいっぱいです。 化学製品だけに頼らないこういった伝統は環境にも優しく これからも親から子へ伝えていって欲しいですね。

それではまた次回まで皆様お元気で

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