BUONGIORNO! (おはようございます!)

暑い日には近くの噴水に涼を求めに出掛けるローマ支店のホセとモリがローマの涼を皆様にお届けします。

ここ最近のローマは日中の気温35℃を超す猛暑の日が続いています。

こんなに暑い日の夕方、噴水のそばに佇むのが気持ちが良いですよね!

ローマの街中には2000とも5000とも言われているほど、多くの噴水が存在しています。

ローマの散策ポイントは?とローマを訪れた旅行者から聞かれて、真っ先に思い浮かべるのがこの「トレビの泉」ではないでしょうか。

18世紀にニコラ・サルヴィによって造られたバロック様式の噴水は、多くの映画シーンにも登場する有名なスポットです。

この「トレビの泉」にまつわる面白い言い伝えがあります。

いつ、だれが始めたのかすら定かではないトレビの泉のコイン投げ。
投げ入れる枚数ですが、叶えたい願いによって異なります。

コインが1枚の場合はもう一度ローマを訪れることができる! コインが2枚の場合は大切な人とずっと一緒にいることができる!

さあ、コインが3枚の場合はどうなるでしょうか? 答えは今の恋人や夫・妻と別れることができる!と言い伝えが残っています。

えっ、別れるために願掛けするの!? と思われるでしょうが、これはキリスト教で離婚が禁止されていた時代の名残だそうです。

ローマの街中には、観光名所になる幾つもの素晴らし広場があります。
ナヴォーナ広場は、その中でも一番キレイな広場だと思います。古代ローマ時代の競技場の跡地で細長い楕円形をしているのですが、そこに堂々と並んだ3箇所の噴水は、迫力ある彫刻が秀逸で重厚な存在感を感じ取れます。その中のメインの4大河の噴水を紹介しましょう。
17世紀半ばに完成し世界の四つの大河を擬人化した彫刻はバロック芸術の巨匠、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの最高傑作だと言われています。

ナヴォナ広場の噴水前にはお洒落なバールやレストランが営業しており、カフェは4ユーロ、食前酒は9ユーロ程度と少々高いですが、美しい噴水と荘厳な教会、そして行き交う人たちを眺めながらのんびりするのは最高です。

日本からの旅行者の方はどうしても急いで観光をしがちですが、ここは悠久の歴史と芸術の国イタリア、夕暮れ時には噴水を眺めながらアペリティーボ(食前酒)を召し上がって、のんびりとくつろぐのもローマ滞在の思い出になると思います。

夏本番を迎え観光シーズン真最中のローマ。
トレビの泉、ナボナ広場の周囲のカフェ、レストランは朝早い時間から深夜まで世界中から訪れる観光客で賑わっています。

世界各国はもちろん、ジャポーネ(イタリア語で日本の意味)の皆様のお越しをお待ちしています。

BUON VIAGGIO (楽しいご旅行を!)