Bonjour  みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。

日本で春の花と言えば梅や桜がすぐに思い浮かぶように、ヨーロッパで春を告げる花というと黄色のミモザの花が思い浮かびます。
温暖な南仏では2月から3月に最盛期を迎えますが、パリではお正月を過ぎるとそろそろ黄色のミモザが花屋さんの店頭を飾るようになります。

 

このミモザ、南半球のオーストラリア原産で、18世紀の終わりにイギリス人貴族が避寒のために所有した別荘地に植樹したのが始まりと、実はヨーロッパでの歴史は浅いのです。
南仏の気候と土壌がミモザに合ったのか、次第にカンヌ近くの山塊へと広がり、今では南の斜面一面がミモザで覆われ、年末から3月まで黄色に彩られるようになりました。

南フランスでミモザ祭りが始まったのは1931年、イタリアで3月8日の国際女性デーにミモザの花を贈る習慣が始まったのは第2次世界大戦の終わった1946年からと、まだ100年も過ぎていませんが、すっかり春のシンボルとして親しまれています。
ミモザ街道と呼ばれる130キロほどの8つの街を結ぶ地中海沿いのルート上で開かれる村々のミモザ祭りは、春を告げる三大祭りとしてニースのカーニバル、マントンのレモン祭りとともに数えられています。

ミモザはその花の華やかな美しさだけでなく、香水の原料として使われています。
またミモザの花にちなんだ料理にもその名を冠したものが多く、シャンパンとオレンジジュースのカクテル、スポンジケーキを細かく砕いてまぶしたケーキ、茹で卵を細かく刻みサラダに振りかけたものにミモザの名が付けられています。
ビビットな明るい黄色はモノトーンのヨーロッパの冬に太陽の光をもたらし、長く暗い冬の終わりを思わせてくれます。

 

まだまだ寒い冬は続きますが、ミモザの花を飾って春を先取りする気分を味わってみるのは如何でしょうか。
きっと室内に明るい太陽の光がさすように感じられることでしょう。

皆様のご来訪、心よりお待ちしています。

Merci beaucoup.

 

〇ダイナミックパッケ-ジ商品〇
ジャルパックでは、日本発フランス行きのダイナミックパッケ-ジ商品を販売しています。
こちらの商品は、お客様のお好みで、フライトとホテルを組み合わせてツア-を作り上げていただく商品です。■ジャルパック 海外ダイナミックパッケ-ジの詳細はこちら↓
https://www.jal.co.jp/intltour/jaldp/index.html■ジャルパックパリ支店での「日本ご帰国のためのPCRサポ-ト」はこちら↓

パリ  ご帰国のためのPCR検査サポ-トプラン