古代ローマ水道橋の近くに住むローマ支店のパオラとフランチェスカがローマの橋のお話をお届けします。

ローマを流れるテベレ川にかかる橋は数多く、町が出来た古代から現在まで造られ続けています。現存する物は30数基で最も古いPons Subliciusは紀元前500年に作られました。今はその姿はありませんがその昔エトルリア人の攻撃からローマを守る為に使われたと伝わっています。

現存する最古の橋ポンテミルビオは歩行者専用で近年大変な注目を集めました。恋人が永遠の愛のシンボルとして橋に南京錠を驚くほど取りつけ一時その重さで橋が危険になるほどでした。
教皇がローマを治めていた時代には沢山の橋が建てられました。中でも有名なのがポンテシスト、その名は当時の教皇のシスト4世(1473-1479)からとられたもので 現在は歩行者専用でテベレ川沿いの散策で一年を通し多くの人が渡っています。

そして何と言っても一番美しく魅力があるのはサンタンジェロ橋でしょう。 紀元後134年にハドリアヌス帝によって彼の霊廟のあるテベレの右岸と対岸を結ぶために造られました。ちなみにこの霊廟は後にサンタンジェロ城となります。この橋はその後何度も手が加えられ最後の大工事はローマを代表する天才彫刻家ベルニーニによって欄干と彫像が一新されました。

多くの橋を渡りローマの魅力に出会ってみてはいかがでしょうか。

Ciao!! Alla prossima!