パリのトイレ事情
| カテゴリー:フランス
Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。
一度は訪れてみたいあこがれの華の都パリ。
有名な美術館やモニュメント、歴史ある街並みやショッピング…
楽しみは尽きませんが、観光客が頭を悩ませるのはトイレです。
たかがトイレ、されどトイレ。
楽しい旅行がトイレの心配で台無しになってしまったらガッカリですね。
日本であれば、駅でもデパートでもコンビニでも気軽に快適なトイレを使用することができますが、パリでは自由に使用できるトイレが圧倒的に少なく、かつ無料で清潔なトイレがどこにでも
あるというわけではありません。
自分の滞在先のホテルに戻るのが一番良いのですが、一日中外出したままで夕方までということ
ならばどこかでお手洗いを使う必要があります。
無料で使えるのはデパート、美術館、ショッピングセンターなどの中ですが、個室の数が少なく、長蛇の列になっていることもありますので余裕をもって探しましょう。
日本では各フロアに複数の個室があるところがほとんどですが、フランスでは全館のなかに
たった1か所だけということもあります。
また一部は有料のところもありますので注意が必要です。
パリ市内には独立型のボックス式公共トイレ(サニゼット)が718ヶ所あり、そのほとんどが無料です。
特徴的なボックス型のサニゼットは使用されると全自動で内部が洗浄されます。
日本人から見ると決して満足できるレベルではありませんが、緊急事態には使えます。
但し故障しているものも多いので、あまりあてにしない方が安全でしょう。
このトイレを検索できるサイトもあります。(仏語のみ)
郊外線の鉄道駅には無料のトイレがあることがあります。
期待を込めてドアの前に立つと…
ドアに何やらシールが張り付けてありますね。
『HORS SERVICE』 |
有料ですが、駅や観光地、ショッピングモールに係員のいるトイレもあります。
こちらなら衛生面もほぼ満足できるラインですので、割り切って使用されるのも良いかも
しれません。
入り口で係員に1-2ユーロの定額を支払って使用します。
先日パリ市内の駅の有料トイレを使用した際はクレジットカードのタッチ決済が使えてとても
便利でした。
他にカフェなどでトイレを借りるという古典的な裏技もあります。
最近はコロナを理由にトイレだけを借りることを拒否する店もありますが、カウンターでコーヒーを1杯さくっと飲んで、トイレを借りて出るというのも手軽でスマート、安心なやり方です。
でもせっかくトイレに行ったのに、またコーヒーを飲んだらトイレに行きたくなってしまうかも
しれませんが。
最後に最近話題のマドレーヌ寺院地下の有料の公共トイレをご紹介しましょう。
マドレーヌ寺院正面に向かって右側に地下のトイレに下りる階段があります。
こちらは毎日10時から18時まで使用できます。
モザイクで飾られた階段を下りていくとトイレの入り口が。
19世紀のロンドンの路上トイレに触発され、1905年に作られたこの公衆トイレは歴史建造物に
指定されています。
2011年に一度閉鎖され、改装工事を済ませて今年の2月から再び一般に開放されています。
アールヌーボー様式のタイルやステンドグラスで飾られた美術館のようで、内装もマホガニー材の個室がずらりとならんでおり、常駐のスタッフがいるのでいつも清潔で気持ちよく使用できます。(こちらは2ユーロです)
マドレーヌ付近でトイレに行きたくなったら、観光もかねて是非探してみてください。
一見の価値があるトイレですよ。
皆様のご来訪、心よりお待ちしています。
Merci beaucoup.
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