パリ 旬のフル-ツ 桃
| カテゴリー:フランス
Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。
旬のフルーツをご紹介するブログも今回で3回目、今日ご紹介するのはまさしく今が旬の桃。
フランス語では pêche ペッシュと言います。
フランスの八百屋さん、スーパーではフル-ツや野菜はグラム単位の量り売りが一般的で、 お好きな量を果物ひとつからでも購入することが出来ます。
今の季節(7月末)桃は1キロ約4ユ-ロ前後、およそ500円から600円です。
日本では大ぶりの白桃は高価ですが、フランスでは大きさも小ぶりでお値段もお手頃なものが 多く、気軽に手に取りやすくうれしい果物です。
また、一口に桃といってもフランスではバリエーションがとても豊富で手に入りやすいのも特徴。
日本でも人気の白桃 pêche blanche はもちろん、黄桃 pêche jaune、果肉が赤い『ぶどう畑の桃』と言う名前のpêche de vigne、そして上から押しつぶしたような形で丸く平らな平桃 pêche plate などちょっと変わった種類の物もあります。
フランス産の桃の50パーセント近くは南仏に位置するラングドック=ルシヨン地方 Languedoc=Roussillonで生産されています。
(イメージ画像 『ぶどう畑の桃』Pêche de vigne )
フランスではフル-ツを皮つきのまま食べるのが一般的ですが、桃も例外ではなく産毛の生えた 皮をむかずにそのまま召し上がる方も多く、また皮にはカテキンが多く含まれているのでより健康的なのだそう!
食後やおやつにそのままシンプルに頂くのが主流ですが、ひと手間加えて生ハムやチ―ズと合わせてオシャレな前菜にしたり、軽く煮てジャムやコンポートに加工したり、アイスクリ-ムと ラズベリーのソースと合わせたデザートのペッシュメルバ Pêche Melba もおすすめです。
(イメージ画像 手作り白桃のジャム)
ペッシュメルバ(日本では英語発音のピーチメルバがピンとくる方も多いかもしれませんね)は、近代フランス料理界の父とも呼ばれているオテルリッツ創業者のオーギュスト・エスコフィエが 考案したもので、今もなお受け継がれている歴史ある伝統的なデザ-トです。
1890年代ロンドンの高級ホテル、サヴォイの料理長だったエスコフィエは当時人気の高い オーストラリアのオペラ歌手ネリー・メルバのロンドン公演の祝賀会の料理を担当しました。
そのデザートを大変気に入ったネリー・メルバがエスコフィエに料理の名を尋ねたところ、 『ピーチメルバと名付けられたら光栄です』と答え、この名がつけられたということです。
当時、エスコフィエが作ったピーチメルバは、上演されたオペラ『ローエングリン』にちなみ、 氷菓子で作られた「羽を広げた白鳥」の上に、バニラアイス、桃のコンポートを乗せ、 さらに飴細工で飾りつけた華やかなデザートでした。
その後評判となり、人気メニューとして広まっていく過程で飾りなどが省略され、様々な バリエーションが生まれましたが、本来のピーチメルバは「完熟した桃」「ラズベリーソース」「バニラアイスクリーム」の3つのみを使用したシンプルで繊細なデザートです。
カフェやレストランでもご賞味いただけますし、桃の季節にマルシェで完熟の桃が手に入ったら ご自身で作ってみるのも楽しいですね。
エスコフィエゆかりのホテルリッツでも季節限定でシェフパティシエのフランソワ・ペレが アレンジしたピーチメルバがメニューに登場することがありますので、この時期パリにいらしたら是非お試し下さいませ。
(イメージ画像 桃のデザ-トとパリのビストロ)
〇ジャルパックはダイナミックパッケ-ジ商品の発売を再開しています〇
ジャルパックでは、日本発フランス行きのダイナミックパッケ-ジ商品を7月1日出発より販売再開をしています。
こちらの商品は、お客様のお好みで、フライトとホテルを組み合わせてツア-を作り上げていただく商品です。
7月15日現在、パリから日本へのご帰国には、「PCRテストでの陰性証明」が必要です。
ジャルパックパリ支店では、こちらのPCRテスト受診のサポ-トプランもご用意しております。
皆様のご来訪、心よりお待ちしています。
Merci beaucoup.
■ジャルパック 海外ダイナミックパッケ-ジの詳細はこちら↓
https://www.jal.co.jp/intltour/jaldp/index.html
■ジャルパックパリ支店での「日本ご帰国のためのPCRサポ-ト」はこちら↓