毎日正午、ローマのジャニコロの丘から大砲が発射されているのをご存知ですか。この伝統は1847年12月1日、教皇ピウス9世が教会の鐘の音を12時きかっかりに合わせるために始めたとされています。当初、大砲はサンタンジェロ城に設置されていたが、1904年にジャニコロの丘のガリバルディ像の下に移され、現在に至っています。

 

 

第二次世界大戦中は、公序良俗に反するという理由で一時中断され、1959年に再開されました。そしてかのミケランジェロの遺作と言われるピア門(現在もローマ市内アウレリウス城壁の一部として現存)から十数メートル西にある「裂け目」をつくった75ミリの野戦砲が使われるようになりました。ちなみに1870年9月20日、ここからローマにベルサリエーリ(狙撃兵)部隊が侵入し、イタリアが統一されたのでした。

 

ジャニコロで毎日大砲を操作しているのは、砲兵司令部の訓練連隊である。

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ジャニコロの大砲の発射は、ローマで一生に一度は見るべき、野外の完全無料スペクタクルのひとつです!

また次の機会までに、Arrvederci‼

 

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