Buongiorno!  みなさんこんにちは。ジャルパックローマ支店です。

ボンジョルノ! もう直ぐ4月、すっかり春めいたローマ、日本の桜でお花見できる素敵な場所があります。日本の風物詩である『お花見』が、なんとローマでも楽しめる情報を送ります。ローマ中心部から地下鉄B線で南に20分程の距離にあるEUR Fermi(エウル・フェルミ)駅で降りるとすぐ目のに大きな人口池のある公園があります。

そこにはかつて1959年7月20日に当時の岸信介首相が記念植樹として日本から送られた桜が植えられており、通りの名前もイタリア語で、“日本の散歩道”(Passeggiata del Giappone)といいます。日本の散歩道では、花見の季節以外でも散歩・ジョッギングをしたり、読書をしたり、レジャーシートを広げて手作りのパニーノを食べたりしている家族連れも多く、とてもリラックスできる場所です。

さらに人工池では遊覧船に乗ったり、手漕ぎ船やペダルボートなどがレンタルされており、自然と親しむことができるようになっています。このローマの美しい桜が満開になるのは、例年4月上旬です。*植物ですので開花時期は年によって前後することがあります。

 

ところで、このエウル地区のエウル(E.U.R.)とは、1942年に開催予定だったローマ万博(Esposizione Universale di Roma エスポズィツィオーネ・ウニヴェルサーレ・ディ・ローマ)の頭文字の E、U、Rをとったものです。

イタリアはこの時代といえば、ムッソリーニが率いるファシスト政権であり、このエウル地区も当時は大変のどかな場所でしたが、ファシスト政権が万博の為に全力をあげて開発に着手した地区の一つです。(万博は第二次世界大戦の勃発により中止)

エウル地区といえば、整然として近代的な建物が並んでおり、古い建物が残るローマの旧市街地区とは全く違う、近代的でシュールな印象を与えてくれます。

エウル地区には、世界遺産ともなっている旧市街部のコロッセオ(丸い形)と比べると何とも面白い、四角いコロッセオがあります。機会があればぜひ足をお運びください。

 

ではまた次回まで、 A PRESTO!

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