Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店の中村です。昨年12月に東京から赴任して来た職員による”駐在員日記”が新鮮で控えめながら人気なことから、パリ在住歴の長い職員から見たパリはどうかと問われたので、在パリ21年目の私が思うところを書いて見ようと思います。

 

よく、パリに住んでいいなと思う点は何ですか、と聞かれることが多いです。訊ねる方としてはワインやチーズ、フランス料理を楽しむこと、美術作品を始めとする芸術に浸ることなどを期待していると思われる中で、私は好きな音楽を十分に楽しめることと答えます。音楽界の大物と言われるアーティストたちは数万人収容の大きな会場や、今年5月に辻仁成さんのコンサートが行われる有名なオランピア劇場などで公演がありますが、これは東京や大阪でも恐らく同じことでしょう。

 

 

私が素晴らしいと思うのは、普通に街中にある小さな教会で行われるクラシックコンサートが、定期的にしかも無料で行われることも多く、近くにお住いの方々が普段着のままで見に来ている光景です。自分の住む街の教会で、子供の頃からクラシックの演奏に触れられるのは最高の情操教育に思えます。私がよく出かける教会では、毎週日曜日の午後4時からピアノ演奏を中心に弦楽やオーケストラや合唱などいろんな形で1時間半から2時間楽しませてくれます。また、その近くの教会では毎週日曜日に堂内いっぱいに響くパイプオルガンの演奏が聴けるので、その日の気分とプログラムによってどちらへ行くかを選択出来るのも大きな楽しみの一つです。その他、観光名所のマドレーヌ寺院やサンジェルマンデプレ教会などで行われる有料・無料のコンサートも見逃せません。素晴らしい彫刻や天井画に囲まれた会場での演奏や音響設備を通さない演奏は、普通のコンサートホールでは味わえない雰囲気と音響を楽しめます。

  

また、大きなコンサート会場、例えばフィルハーモニードパリやシャンゼリゼ劇場での公演、或いはオペラやバレエの公演会場であるオペラ座(ガルニエとバスチーユ)などでは料金設定が7段階から8段階あり、世界一流の演奏者のコンサートや劇団の公演でも最低価格が15€前後と安く懐に優しいのが魅力です。もちろんそういう料金の座席位置は良くなく、座った状態ではステージが一部しか見えなかったりしますが、私のように楽団や演奏者に拘らずとにかく生の演奏と雰囲気を数多く楽しみたい人には、この料金設定だと仕事の帰りや週末の空いた時間に気軽に行けて非常にありがたいです。たまたま自分の住まいがオペラ座(バスチーユ)に近いこともあり、日本在住の頃は全く縁のなかったオペラ作品の蝶々夫人を始めドン・キホーテ、トスカ、フィガロの結婚、カルメンなど何回か行きましたが、オペラではオーケストラの音楽だけでも楽しみに行けるのが嬉しいものです。こういう環境にあって毎月何回かの生演奏を楽しめるパリでの生活は、パリに住んでてよかったと思う第一の点です。旅行でパリを訪れる方でクラシック音楽に興味のある方は、滞在中に気楽に行けるようなコンサートやオペラなどを探して見るのも面白いかもしれません。そんな方の参考になれば嬉しいです。

皆様のご来訪、心よりお待ちしています。

Merci beaucoup.

 

〇ダイナミックパッケ-ジ商品〇
ジャルパックでは、日本発フランス行きのダイナミックパッケ-ジ商品を販売しています。
こちらの商品は、お客様のお好みで、フライトとホテルを組み合わせてツア-を作り上げていただく商品です。

ジャルパック 海外ダイナミックパッケ-ジの詳細はこちら↓
https://www.jal.co.jp/intltour/jaldp/index.html

〇学生旅行キャンペーン〇
詳しくはこちらをご覧ください。

学生旅行を応援します! ジャルパック 〖パリ〗 お勧めオプショナルツアー   《 サントシャペル・コンシェルジュリ-・パンテオン入場券プレゼント!》