Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。

パリの学校は先週末2月18日から冬休みに入りました。別名スキーバカンスとも言われています。

毎年この時期の週末はアルプス山脈、ジュラ山脈またはピレネー山脈へ向かう車で大渋滞し、

列車は大きな荷物を持った家族連れで混み合い民族大移動のような状態になります。

冬休みはフランスの地域を3ゾーンABCに分けそれぞれが2週間のお休みを取ります。

Aゾーン:ブザンソン、ボルドー、クレモンフェラン、ディジョン、グルノーブル、リヨンなど
Bゾーン:マルセイユ、アミアン、カーン、リール、ナンシー、メッツ、ナント、ニースなど
Cゾーン:クレテイユ、モンペリエ、パリ、トゥールーズ、ヴェルサイユなど

Aゾーンはフランス中央部を帯状に西から東の地域、Bゾーンはフランス北部と南仏地域、そして

パリを含むCゾーンはパリ近郊とフランス南西部のように分けられています。

バカンスのゾーン分けが始まったのは1964-1965年と、もう60年近く続いている

バカンスシステムです。では、どのように冬休みを取ってゆくのか説明します。

2月初旬の週末からAゾーンが2週間のバカンスを開始、その一週間後にBゾーンが2週間の

バカンスに入り、またその1週間後にCゾーンと続きます。

休みの順番は毎年変わるので、フランスのカレンダーには必ずゾーン毎の学校休み期間が

分かり易いように色分けされ記載されています。また、新学期の始まる9月前には

バカンスカレンダーが公表され子供の学校休みに合わせ早めに休暇申請を行いバカンス計画を

立てる家庭が多いです。バカンス大国フランスと言われるだけあり、力が入っています。

学校休みの期間は観光地は繫忙期となり、特に2つのゾーンの学校休みが重なっている時期は

ホテル代金が上がり、また、列車や飛行機の格安チケットも売り出しと同時に

売切れとなるため早め早めの予約が必須です。

では、何故3つのゾーンに分け学校休みを設定しているのか?

理由は学校休みを分ける事により2週間のバカンスがトータル4週間となり営業期間の

限られているスキー場運営を支援するためだそうです。これによりホテルやレストランへの

集客が増え、また、地域の雇用へも繋がります。フランスには約250か所のスキー場があり

約100億円以上の売上があるそうなので経済効果がしっかりでていますね。

因みに、フランスの学校休みは新学期の始まる9月から学期末となる翌年7月の間に5回も

あります。フランス国内が一斉に休みとなる、秋休み(2週間)、クリスマス休み(2週間)、

その後はゾーン毎となる冬休み(2週間)、同じくゾーン毎となる春休み(2週間)、その後、

7月初めから8月末までの長い夏休みと子供達にとっては天国のような長い学校休みが

沢山あります。日本と比べバカンスばかりで一体いつ勉強しているのか?と

思われがちですが、こちらフランスは小学一年生から1限目が8時半開始、最後の授業の終了が

16時半と一日が長くリフレッシュするためにバカンスを多く設定しているとの事。

一日の授業時間を短縮しその分バカンスを減らし子供達への負荷を減らしてみては?等の

教育改革が数年前から国会で取り上げられていますが賛否両論があり現状維持のまま。

フランスの有給休暇は最低でも年間4週間ありますが、学校休みはそれよりも日数が多く

共働きの多いフランスは、子供の学校休みは親の悩みの種でもあります。

学校休みの間、バカンスに行けなくても各市により学童保育所が開設されるので

家で子供が独りぼっちとなる事はないのでご安心ください。

 

フランスでスキー旅行に行く場合は学校休み期間を外した日程だと宿泊費を節約出来ます。

広いゲレンデでスキーを楽しんでみませんか?

 

皆様のご来訪、心よりお待ちしています。

Merci beaucoup.

 

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