パリのメトロあれこれ メトロでセーヌを渡る 5号線
| カテゴリー:フランス
Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。
パリといえばメトロ、メトロといえばパリ。
1900年に開通したパリのメトロはパリの生活や観光には切っても切れないものです。
メトロというと一般的に地下鉄と訳されますが本来は都市交通という意味で、実際に地上を
走っている部分もあるのはご存じでしょうか?パリ市内でセーヌ河を渡る7路線のうち、
5路線はセーヌ川の地下を渡り、橋の上を渡るのは2路線のみ。
今回はそのひとつであるメトロ5号線をご紹介しましょう。
5号線はパリの北郊外のボビニーから市内13区のプラス・ド・イタリーをつなぎ、
右岸のケ・ド・ラ・ラペ駅と左岸のオーステルリッツ駅の間でセーヌ河を高架橋で渡ります。
急に地下を走っているのが当たり前の車両が高架橋を渡ってくると驚かれるかもしれませんね。
実際に乗車しているとそれまでの暗い地下路線からぐんぐんと地上に上って、
急に明るくなったかと思うとゆったりと流れるセーヌ河が目に飛び込んできます。
橋を渡るときは車窓からセーヌの流れを見渡すことができ、行き交う船がすぐ眼下を通り過ぎ、
少し遠くに目をやればノートルダムの2つの塔の後ろ姿がちらりと見えます。
オーステルリッツ駅はフランス国鉄のパリのターミナル駅のひとつで、
ここからスペインへ向かう国際夜行列車やフランス南西部へ向かう列車が発着します。
5号線はオーステルリッツ駅を出てからもしばらく高架を走り、
プラス・デ・イタリーへと向かう上り坂の途中で再び地下に潜ります。
地下に潜ってすぐに Saint-Marcel駅に到着しますが、この駅のすぐ目の前にイギリスの
ダイアナ妃が車の事故で亡くなったサルペトリエール病院があります。
セーヌ河を渡るのは5号線だけでなく、6号線も有名ですがそれはまた後日ご紹介いたしますね。
皆様のご来訪、心よりお待ちしています。
Merci beaucoup.