パリのメトロあれこれ メトロでセーヌを渡る 6号線
| カテゴリー:フランス
Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。
パリといえばメトロ、メトロといえばパリ。
1900年に開通したパリのメトロはパリの生活や観光に切っても切れないものです。
先日のブログでセーヌ河を高架橋で渡る5号線を パリのメトロあれこれ メトロでセーヌを渡る でご紹介しました。
パリ市内でセーヌ河を渡る7路線のうち、5路線はセーヌ川の地下を渡り、橋の上を渡るのは
2路線のみ。
前回に引き続き、もう一つの路線であるメトロ6号線をご紹介しましょう。
6号線は凱旋門のあるパリ市の西側シャルル・ド・ゴール=エトワール駅と東側のナシオン駅の
間のパリの南半周を通る半環状路線で1900年に開通しました。
18世紀に建築されたパリを囲む城壁跡に建設されたこともあり、パリの地下鉄には珍しく路線の ほぼ半分が地上を走っており、セーヌ河の右岸からスタートして右岸が終点となるため、
西と東の2か所でセーヌ河を渡りパリの南側をぐるりと半周するとても珍しい路線です。
西側でセーヌ河を渡るスポットは始発のエトワール駅から4駅目のパッシー駅から地上に
出たところ。
ビル・アケム橋の中央に設けられた高架線でセーヌ河を渡ります。
この橋の上からの眺めが素晴らしく、エッフェル塔が手が届きそうなほど近くに見えます。
昼はもちろん、夜にはエッフェル塔の灯りが美しく人気のスポットで、観光客だけでなく、
パリ在住者でもここからの車窓にはいつも目を奪われます。
ナシオン行きなら進行方向に向かって左側、シャルル・ド・ゴール=エトワール行きなら
進行方向に向かって右側に見えますので、お間違えないように。
メトロの車窓から… 往復でお楽しみください。
パッシー駅からビル・アケム駅へ
ビル・アケム駅からパッシー駅へ
地下鉄が上を通るビル・アケム橋も映画の撮影やフォトスポットとして人気の場所で、
中洲には白鳥の小径と呼ばれる遊歩道があり、ニューヨークの自由の女神のミニチュア版
(といっても12メートル)が立っています。
これはフランスがアメリカに自由の女神像を贈ったことの返礼として、パリ在住のアメリカ人がフランス革命100周年を記念して贈ったもの。
天気のいい日はこの白鳥の小径のお散歩もおすすめです。
さて、セーヌ河を渡った6号線はそのまましばらく高架橋でパリの街を見下ろしながら進み、
パリの南モンパルナスで一旦地下に潜り、その後再び地上を走り、ケ・ド・ラ・ガール駅からベルシー駅の間で再びセーヌ河を渡ります。
ケ・ド・ラ・ガール駅は前回の5号線の通っていたオーステルリッツ駅の裏側にあり、フランス
国立図書館のすぐ近く。
90年代に当時のミッテラン大統領のグラン・プロジェ(パリ大改造計画)で開発が始まった
エリアで、昔は駅の裏のうらぶれたパリの外れという雰囲気でしたが、今は新しい住宅やモダンなショッピングセンターが立ち並びすっかり見違えるような近代的な街並みになりました。
セーヌ対岸のベルシー地区はフランス財務省の建物がセーヌ河に突き出すように建っています。
トム・クルーズのミッションインポッシブル/フォールアウトの撮影でもロケ地に選ばれました。
6号線の旅もセーヌ河を渡ると地下に潜ってパリ東の交通の要ナシヨン駅で終わります。
引き続き2号線に乗り換えればナシヨン駅から北半周を通る半環状路線でシャルル・ド・ゴール=エトワール駅までパリを一周することができます。
(この線は残念ながらセーヌ河は渡りません)
また2号線の終点はエトワール駅ではないのでお気を付けください。
北側はモンマルトルの丘のふもとを通るエリアですが、南側に比べると地上を走る部分も少なく観光よりはローカルな下町を通過する路線で、乗っている人も場所によってかなり違います。
お時間に余裕がある方は6番線と2番線を乗り継いで、街並みだけでなく駅ごとに乗り降りする人間観察も興味深いでしょう。
車内放送でもアナウンスが流れますが、混雑するメトロの中にはスリが乗車していることもありますので、くれぐれも油断は禁物!
パリの滞在を楽しいものにするためにも、荷物はたすき掛けした上に手で押さえ、スリに狙われないようにお気を付けください。
皆様のご来訪、心よりお待ちしています。
Merci beaucoup.
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