パリ 年末年始の習慣 やどりぎ
| カテゴリー:フランス

Bonjour みなさんこんにちは。ジャルパックパリ支店です。
クリスマスや年末年始のころ、花屋の店先でちょっと変わった枝ものをご覧になったことは
ありませんか?
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これはヤドリギ、仏語ではGui (ギィ)と いいます。 12月24日の誕生花で、花言葉は 『困難に打ち勝つ』あるいは『忍耐』。 特徴のある丸みを帯びた対になった葉とビーズのような半透明の白い実がついています。 |
フランスはもちろん、日本でも葉を落とした冬枯れの木々の高い枝にボール状の丸いヤドリギを
ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
冬、落葉樹が葉を落としたあとの丸いヤドリギの姿はとても目を引きます。
ヤドリギは初春に花を結び、11月頃に種の入った小さな白い実を付け、その種は鳥によって
遠くの木へと運ばれます。
ヤドリギの種子は土からは発芽せず、樹皮から発芽するという不思議な特性があり、そのため
鳥の止まった高い枝からその幹や枝に根を張って木から養分を吸い上げ、自身で光合成をしながら
半寄生として成長します。
冬の寒さの中でも変わらずに高い木の枝に葉を広げる緑の球体のヤドリギは、古くから北欧などの北ヨーロッパを中心に強い生命力の象徴として神が宿る木と考えられ、幸運を呼ぶ縁起物として
クリスマスや年越しの飾り物の用いられてきました。
またヤドリギは『恋人の木』とも呼ばれ、ヤドリギの下にいる女の子にキスすることが許される
とか、キスしたカップルは幸せになれるなどの言い伝えも多く、文学や映画にも登場します。
クリスマスの飾りや、写真のように年末から年始にかけて玄関に飾られるのは魔除けの象徴として神聖なものと考えられてきたからです。
また冬の寒さで葉を落とした木々に住めなくなって寒さに凍えた妖精達は、真冬でも葉をつけた
まま耐えているヤドリギを頼ってその枝に移り住むという北欧の伝説もあります。
ヤドリギの枝を折って家に飾ることは、妖精を家に招き入れることになるのだそう。
生の枝はおみやげに持ち帰るのは難しいですが、フランスにはヤドリギをモチーフにした文房具、アクセサリーやテーブルウェア、ワンポイントにしたリネン類などもあります。
この時期にフランスにいらっしゃる方は是非おみやげに探してみてください。
本年も弊社をご愛顧頂き、ありがとうございました。
新しい年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。
2023年もジャルパックをよろしくお願いいたします。
皆様のご来訪、心よりお待ちしています。
Merci beaucoup.
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